« ヨド | メイン | iTunes 7.7.1 »

感想

てれび

ある人が感想が聞きたがっていると小耳に挟んだのでww遅ればせながらさらっとレビューw
実に13年越しくらいでようやく実現した(なげえよ!)我が家のリビングへのハイビジョンテレビ導入ですが、大体こんな感じです。


PICT1798.JPG (←クリックで拡大)

テレビ Panasonic TH-46PZ85
AVアンプ Pioneer VSA-AX2AH
スピーカー BOSE AM-10IV
BDレコーダ Panasonic DMR-BR500
VHS 三菱電機製、型番忘れた (既設)
任天堂 Wii (既設)

写真下段に写ってる東芝RDは撤去予定。

散々悩んだのがテレビで、東芝の液晶にする気マンマンだったのですが、レコとの連携を重視してPanasonic製に。液晶でこのサイズ(46V型)があればそっちにしたんだけど、ないのでプラズマです。

液晶VSプラズマとなると、プラズマでデメリットとしてまず思い当たるのが焼き付きの問題と消費電力ですが、ビックの店員曰く「最近のは焼き付きは大して問題ないです」らしい。ホントかどうかはわからんが。
まあ、これは時間を掛けないと検証しようもないのでさて置くとして、

消費電力

消費電力をクランプメータで調べてみると


PICT1804.JPG (←クリックで拡大)

こんな感じの画を出した時の消費電力が


PICT1803.JPG (←クリックで拡大)

こんな感じ。213VA。

画像モードをスタンダードモード、照度センサ有効に設定していると、テスト画像を入力してきちんとは測定してないけど、全黒で50VA以下から、全白で400VAくらいまで、表示映像に応じてドラスティックに消費電力が変動する。目安としてアベレージは250Wくらいと見ておけばよいのではないかと。(無論表示する映像や環境にかなり影響を受けるが)
カタログに掲載されている定格は530Wとあり、ダイナミックモードや輝度を上げる設定にしたら、最大でそのくらい行くのかもしれない。

液晶はバックライト輝度で決まるので、消費電力はほぼ一定のはずだ。現物で確認出来てないので何とも言えないが、言うほど消費電力に差があるわけではないような気がする。

騒音

液晶はファンレスの機種が多いが、プラズマは空冷ファンが付いている。音は気になるほど大きくないが無音ではない。
むしろコイルの鳴きの方が気になるかも。静かな環境ではジーという音が聞こえる。液晶でもCCFLの駆動回路(インバータ)でコイルの鳴きが聞こえたりするが、プラズマの方が大きくなるんじゃないかと思われる。

映り込み

液晶は通常、画面表面のフィルムに映り込みを軽減するアンチグレア処理がされているが、プラズマはデバイスコントラストを活かすためにグレアが多い。
好み(というか映り込みがどのくらい気になるか)もあるが、どちらが良いかは設置環境に大きく依存するだろう。映画を見るのに、わざわざ部屋を暗くて鑑賞したり、画面の映り込みが問題とならないよう、家具や遮光カーテンなどの配置でカバーできる環境であれば、グレアの方が画像品位は上がる。よって、そういう人はプラズマを選ぶことにアドバンテージがあると思う。

一方、明るい環境光下で使用する場合、明るい映像の部分は問題にならないが、黒っぽい映像の部分には家具などが映りこむ。アンチグレアなら映り込まないかと言われると、そういうわけではないのだが、軽度の反射光は押さえ込まれて結果的にコントラストが上がり、強い映り込みは拡散されることで軽減されるので、多少はましになる。

アンチグレアが必要ない環境であれば、無いに越したことはないが、標準的なお茶の間の使用環境であれば、アンチグレアの方(=つまりは液晶テレビの方が)が無難であるように思う。

ランダムノイズ

プラズマ方式での階調表現は、画素の明滅を繰り返し、ヒトの目の残像効果を利用し、単位時間内での点灯時間の積分で輝度を知覚させることで行っている。(これは、デバイスの経年劣化による輝度特性変化の影響を受けにくいためである)
同じ明るさの領域が広い範囲に渡っている場合、おそらくちらつきを感じにくくさせるためだと思うが、画素間で明滅のタイミングは一緒ではなく、ランダムに明滅するようになっている。
画面から離れて見ている分には気にならないが、画面に寄って見てみると、一色ベタの面のはずの部分に、細かいランダムノイズが出ている様に見える。
通常の視聴位置では見えないため、特に問題ではないのだが、気にする人もいるだろう。

色割れ

カラーフリッカー、カラーブレーキング、レインボーノイズとも呼ばれるものだが、画面上で視線を走らせると、緑色などの画面が瞬間的に知覚される現象である。原因は先に述べたように時間積分による階調表現のため、持続的に画面を見続けないと本来の色を知覚できないわけだが、視線を走らせている時にその瞬間に発光していた画面だけを知覚してしまうため、正しくない色の画面が見えてしまうことにある。
横に速く流れるテロップを目で追ったりすると見えるが、ゲームをやる場合もゲームによっては多くの視線移動を伴うため、かなり気になるのではないかと予想される。

映像品位

プラズマのウリであるコントラスト感はまあたしかにハイコントラストですね、とは思う。暗部の沈み込みも良い。
しかし、液晶はコントラストや応答速度の改善がされ、同じようにプラズマも階調表現の改善がなされ、お互いに性能は近づいていっているので、今時画質面でそれほど大きな差があるか?というと、どっち、と言い切れるほどの優位性はないように思う。

先に述べたように、周辺環境やアンチグレア処理のあるなしなどによる影響が大きく、また、プラズマはおおむね大きな問題ではないものの、注意事項や不利な点があるので、映画を映画らしい高画質で鑑賞することに重きを置く向きには大いに選択肢に入るが、一般的な使用状況であれば、やはり液晶テレビの方が無難で扱いやすいと思う。


ああっ、さらっと書くつもりが結構長文に、、、しかも使い勝手やシステムトータルでのインプレッションまで言及できなかった、、、(がっくし)

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.sakurachan.org/_mt/mt-tb.cgi/154

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2008年7月23日 21:07に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「ヨド」です。

次の投稿は「iTunes 7.7.1」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 4.261