IPv6対応TeraTermPro



加藤@早稲田です

現在、Windows2000でIPv6をサポートするプロトコルスタックと開発用SDKが
MSDNから配布されています。
  http://msdn.microsoft.com/downloads/sdks/platform/tpipv6.asp

NT4/2000で動くもの(ほぼ同等品)はこちら
  http://www.research.microsoft.com/msripv6/


少し前から上記のプロトコルスタック上を使ってTeraTerm Pro 2.3をIPv6でも
telnet接続できるように改造していました。それなりに動くようになったので
このMLで公開してみます。

IPv6によるtelnet接続だけでなはなく、ttsshと組み合わせてIPv6なSSHコネク
ションを張ることもできます。SSHで待ち受けるホストに普通にloginすること
ができます。ttsshはTeraTermの通信処理の上に載っかる作りになっているよ
うなので、ttssh自体は何も手を加える必要はありません。ただしttssh独自で
実装されている部分(port forwardingなど)はIPv6では動きません。

またIPv6パッチをあててBuildしたバイナリはWin95/98および、上記のいずれ
かのIPv6のプロトコルスタックがインストールされていないWindows環境では
動きません。


Buildの方法
0. ttsrcp23-ipv6.diff を当てて source/ 以下を更新
1. ttermproプロジェクトにsource/teraterm/WSAAsyncGetAddrInfo.cを追加
2. すべてのプロジェクトでマクロ `INET6' が定義されるようにプリプロセッ
   サの設定を変更
3. tpipv6.hをinclude出来るようにヘッダのサーチパスを設定
   (通常, tpipv6.h は C:\IPv6Kit\inc はあるはず)
4. 後は普通にbuildする

ttsrcp23-ipv6.diff.gz


Partial thread listing: