« パイオニアのサービスマンが来た | メイン | 積雪 »

感想

空中迷路 vol.6 @ 新宿SACT!

空中迷路 vol.6 @ 新宿SACT!
2008/1/27 (日)
18:30開場 19:00開演 21:40前後終演


セットリスト:

[オープニングアクト: 鈴木悠季]
1. モンタージュ (美郷あきのカヴァー)
2. angel gate (FictionJunction YUUKAのカヴァー)

(小休止)

[Ceui]
3. 敏感な風景 (弾き語り)
4. サン・テグジュペリ (弾き語り)
5. Coda (弾き語り)
6. mellow melody (弾き語り)

(小休止)

[TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND]
7. もってけ!セーラーふく EX.Motte[k]remix
8. (タイトル不明)
9. (タイトル不明)
10. LOST
11. (タイトル不明)

(小休止)

[marble]
12. 芽生えドライブ
13. 空中迷路
14. クローバー
15. 最後は白になる。 (新曲)
16. アネモネ (セルフカヴァー)
17. 青空loop

(EN)

EN1. 大好きが届かない


なかなか書く時間が取れず、掲載までだいぶ時間が経ってしまったのでところどころ記憶があいまいで、話の順番やMCでの話と終演後の談笑の会話がごっちゃになっている箇所もありますが、その辺は大体のニュアンスということで大目に見てください...。

先月に続き、2回目の参加です。開場10分ほど前に会場に到着しましたが、既に20人弱ほど行列が。見た感じ、大体固定の常連さんのようです。前回も見た顔が結構います。
今回はT氏と一緒の参加の予定でしたが、T氏は当日体調が優れず、残念ながら不参加。
通路で待っている間、背後で誰かが控え室の扉をがばっと開けて「Ceuiさん出番19時20分です。」という声がw こりゃ二番手ですか。こうしてバックステージがちょっとかいま見えてくるところも、意味もなくなんだか楽しくなってきて、これから始まるイベントへのテンションがいやが上にも高まってくるというものです。


オープニングは鈴木悠季さん。vol.3からずっとオープニングを務めていましたが、今回で最後の出演とのこと。前回と比べて落ち着いて歌っていて、着実に成長が感じられました。

どうしてもカヴァーだと、オリジナルとついつい比べてしまいたくなるので、非の打ち所がない南里さんの歌唱と比較すると、未熟さに目が行ってしまいがちですが、本格的に練習をはじめてまだ1、2年とのことなので、そこはまだまだこれからと、長い目で見ればそれほど大したことではないのかもしれません。

ただ、まだ方向性がつかめないというか、鈴木さん独自のカラー、持ち味があまり見えてこないので、鈴木さんのアイデンティティーを確立できるかどうかが、これから成功できるかどうかの鍵になってくるという気がします。

なお、3月3日には、佐藤さんが仕切っていた空中迷路ではなく、SACT!で行われる別のライブにゲストとして参加されるそうです。


そして、予想通り次はCeuiさん。今回も白を基調とした衣装をまとっての登場です。
まずは「敏感な風景」。ピアノ弾き語りは基本的に難しいものですが、これまた難しい曲から入りましたね。最初はかなり緊張されているご様子でしたが、1曲終えると大分慣れてきたようで、徐々に本来のCeuiさんの魅力でトリコにされていくかのようです。

前回も聞かせてくださった「サン・テグジュペリ」に続き、スタジオで小高光太郎さんと一緒に作曲されたという「Coda」を披露。Ceuiさんは小さい頃、妖精のような空想上の物が大好きで、よく(雨の、だったかな?)山の中へ、そういったものが居ないか探しに行ったそうで、この歌に触れると、その思い出が想起されるそうです。ちょっぴり寂しげな雰囲気の曲です。

おしまいに、やっぱりあの曲「mellow melody」。前回のパフォーマンスは、Ceuiさんとしても心残りがあったようですが、今回はリベンジできたのではないでしょうか。安心して楽しむことができました。それにしても、この曲はCDでもう500回以上聴いているはずですが、いくら聴いても聞き飽きない良い曲ですね。いつか、ピアノアコースティック版でCDに再録してくれないかなぁ......なんて。


どうも、開演前から、ステージ上にはSequential Circuits Prophet-5やらKORG MS2000といったアナログシンセ、なんだかアンテナがはみ出てる謎の機械(台に隠れて本体は見えませんでしたが)やらがあり、すごい不審に思っていたのですが、Ceuiさんが使うわけないし、marbleだってアコースティックメインのサウンドだし、はて???と首を傾げておりました。
一方、参加アーティスト一覧を見た時は、「TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND......知らないなあ。まあいいか。っていうか名前ながっ」などと特にサーベイもせず会場に足を運んだわけです。
メンバーが入ってきて、機材も準備OK。あ、そろそろ始まるのか、と思ったら、一発目が
もってけ!セーラーふく EX.Motte[k]remix」ですよ。
あーあーあーこのリミックスやった人たちなのか!という驚きと、まだ残っていたCeuiさんの余韻がいっぺんに吹き飛ばされた衝撃とが同時に押し寄せて参りました。ほんとにびっくりです。
その後のオリジナル曲も、ガチでエレクトロニカな感じでした。これなら、来られなかったT氏の代わりにそっち系の人を誘ってみてもよかったかも。(それらしい人にあたってみたら、すげー悔しがってました。けっこう有名らしい)

構成員は、リーダー藤村亨さん、イノセント・ヴィーナスのサントラの作曲もされている石川智久さん、松井洋平さん、紅一点のh.r.m.さん。あともうひとりギター担当の人がいたけど、サポートかな。名前は失念。

この松井サンというのが、とても面白い人で。石川さんとの掛け合いでは、
「ちゃんとした人です」「何をもってちゃんとしたと言うの。」「(ネクタイを触って)スーツです」「それは何、身なりがちゃんとしてるってこと?それなら詐欺師だってちゃんとしてるやん。」「......。」「......。」「......ちゃんとしたアーティストによるちゃんとした演奏をお楽しみ下さい。」
これがまた、松井サンだけ声に演奏中に使っているエフェクトを掛けたままので、余計に可笑しい。
他にも「もってけ!セーラーふく」が、オリコンデイリーランキングで2位になった話や、今回のライブでは、大阪から出てくるのに(新幹線や飛行機ではなく)バスで(!)移動するくらいギャラが少ない話など。


そして、最後はやっぱりmarble。vo. miccoさん+gt. 菊池達也さん+b. 山本昭さん+dr. 阪本光宗さん (人間魚雷)で登場。
まずは「芽生えドライブ」でスタートし、MCに突入。

当日、開演前に配られたアンケート用紙には「今年の目標は何ですか?」という項目がありましたが、
miccoさん「菊池くんは、今年の目標って何?」
菊池さん「はい?」←聞いてない
ステージ中程にいるmiccoさんに対し、やけに端の方に陣取っている菊池さん。
miccoさん「っていうかさ、なんかやけに離れてるんだけど、この距離感は何。」「それは何、私が主役だからってこと?」
菊池さん「むしろオレの方がメイン?」
miccoさん「そっちがメインなんだ~。」「それで、今年の目標は?」
菊池さん「今年の目標ですか。ないですね~」
客席から上がる「ぇぇ~~」の声。
菊池さん「ああ、あったあった。」「ギターがうまく弾けるようになることですね。」「この前レコーディングしたんですけど、実力を痛感しまして。ギターの練習をしないといかんなと。」

2月6日に発売の新しいアルバム「虹色ハミング」に収録されている新曲も織り交ぜつつの全8曲でした。

「空中迷路ライブですが、次回vol.7 (2月24日)で最後になります。そして、次回はmarbleのワンマンです!」
「ワンマンははじめてだからなんだか心細いなあ。」
「空中迷路はどうなっちゃうんでしょうか佐藤サン。」
佐藤さん「ぶっちゃけまだ何にも考えてません。というかどうしたい?」
「ずっとワンマンでやるとか」(これはお客さんの意見だったかな)
「うーん...」
miccoさん「私どこへでも行きますから、連れてってください」
「それは単にmiccoが旅行に行きたいってだけなんじゃないのw」

菊池さん「いってらっしゃい」
miccoさん「えっ一緒に行ってくれるんじゃないのw」
菊池さん「じゃあ、別行動にしましょう」
miccoさん「そしたら、菊池くん歌わなきゃいけないよ」
菊池さん「あ、そうか」
と、歌の練習を始める菊池さん。

この二人は、本当に仲が良いんでしょうかw レコーディングの時にエンジニアの方にも仲が悪いのではと疑われたそうですが、無理もないような気がしますw
(本当に仲が良いそうですがw)


終演後、アンケートを記入していたら、佐藤さんが鈴木さんを連れて感想を聞いて回ってきました。意見をもらったりお客さんの応援でアーティストのモチベーションを上げつつ認知度アップの営業ですかね。それが仕事だから当たり前、と言ってしまえばそれまでだけど、こんな日曜なのにきっちり仕事していてえらいなー大変だなーと感心。

前回同様、物販しつつ、おしゃべりしたりのまったりモードに。もちろんライブ自体も楽しいんだけど、リラックスした雰囲気(いや実際は自分なんか上がっちゃって、後になってみればこんなこと話せば良かった、などと反省するのですが)の時間を共有できるのが、すっごい楽しい。
もちろん出演者のみなさまにも感謝の気持ちを伝えたいのですが、一連の「空中迷路」イベントの一番の功労者はやはり佐藤さんだなと。
お疲れさまでした!、そして、ありがとう!!という気持ちでいっぱいです。


物販コーナーでの一幕。
CDの売れ行きが芳しくないのを見た松井サン。営業活動に乗り出しました。
marbleのシングル「空中迷路」に手を留め、
「空中迷路......なんて完璧なのッ いやぁ~、欲しいなァ~~~」
お客「そっちかよw」
続いて、緑色のCDを手に取りました。
「なにっなにコレッ。TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDのmusic laundering。ほっしィ~~~~~~~~~~~~」
などと言いながら、お客さんに1枚渡そうとする松井サン。
お客さんが受け取ったが最後。次の瞬間、
「はい!music laundering、1枚出ましたァーーーーお買い上げで~~す」
なぜか会場全体から拍手がwwwwwww
それを見ていたmiccoさんがぼそり。「ぅゎぁ、、、なんという押し売り。。。。。。」

music laundering、飛ぶように売れてました、はい。私も気がついたら買ってましたw

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.sakurachan.org/_mt/mt-tb.cgi/96

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2008年2月 2日 21:22に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「パイオニアのサービスマンが来た」です。

次の投稿は「積雪」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 4.261