Windows XPのOutlook Express 6が、Windows VistaではWindowsメールになり、アドレス帳はデータがファイル化され、エクスプローラでブラウズするようになった。
これがまた、使いにくいのなんの、、、
まあ多少の使いにくさはとりあえず目を瞑るとして、大問題がこれ。
普通に名前に読みがなを入れてありますね。ところが…
デフォルトでは、ファイル名(「名前」という列)で並ぶ。まずアドレス帳見てんのにファイル名が出てるって一体何なんだよ、って話もあるのだが、とりあえず大目に見るとして、問題は、読み順で並ばないことである。
読みがなの項目を表示して、そいつでソートすればいいと考えたわけだが、
何だこのあらゆるコンテンツのメタデータ項目を全部ブチまけました的やる気のない表示項目一覧はァ!
せめてカテゴリで分けろっつーの。これはひどい。
で、ガマンして最後まで見ても、見あたらないわけですよ、「読みがな」が。
つまり、読みがなでソートできないってわけ。
……もうさあ、OE6のアドレス帳ではきちんと読み順でソートされていたわけで、OSがバージョンアップしたのにデグレードしてどうすんだよと。本末転倒も甚だしい。
日本語のように名前と読みが独立している言語では、読みがなのサポートは重要であり、正しく機能しないと著しく実用性を損なうわけで、Vistaのユーザビリティテストを日本の利用環境で行っていたら、まず気づいていたはずだ。マイクロソフトは、各国の利用環境でVistaのユーザビリティテストを行っていないに違いない。
まあ、VistaがXPに比べて良くなった点に比べて、悪くなった点の方が圧倒的に多いわけだが、この件は中でも相当ひどい問題の一つだと思う。MSは早急に改善すべきである。