[iTunes] iTunes 7.7.1
致命的なバグのあった7.7のリリースから3週間、やっと待望の新リリース。
待ってましたとばかりインストールしたのだが、、、結論から言うと、自分の場合はインストールしない方がいいと思った。前より悪い。
iTunes 7.7で確認できていた不具合は(あくまで自分の場合だが)
- (1) Vista環境で問題になっていた、AppleMobileDeviceHelperが強制終了のループを起こし、エラーダイアログが延々出続ける問題
色々webを見てみると、AppleMobileDeviceHelperをadmin権限で動かすように設定すればOKなどを見つけたが、そもそも自分はVistaのあのいまいましいUACを切っていて、既にadmin権限で動作している。なので、このケースではないようだ。
で、一つ前のバージョンである7.6.2のAppleMobileDeviceHelperを持ってきて、上書きして動かすことで、ひとまずこの問題は回避した。
- (2) iTunesを終了させようとすると、暴走してCPU使用率が100%になったまま、応答しなくなる
これも2chかどっかで同じような例を見たような気がするが、しょうがないのでタスクマネージャーで強制終了している。もちろんiTunesがアイドル状態であることを確認してね。しかしヘタするとライブラリデータベースの書き換え中に終了させて壊す危険性があるので、怖い…。
- (3) touchに同期対象としていないプレイリストが、転送されている。しかも内容は実際のプレイリストとは異なっている。iTunes上の左側のツリービュー上でも、touchに転送されているプレイリスト一覧に、同期対象ではないプレイリストが表示されている。iTunes 7.7 + iPod touch 2.0にしてから気がついたので、実は以前から起きていたのかもしれないが…。
で、今回リリースされた7.7.1ではどうなったかというと、どうやら(1)の問題は解決されているようだが、それ以外は変わっていなかった。
(3)の問題は、もしかしたらtouch内のデータに不整合が起きている可能性を考えて、一旦touch内の全データを削除して、再転送を試みることにした。しかし、これが悲劇の始まりだった…。
まずはtouchの「設定」-「一般」-「リセット」-「すべてのコンテンツと設定の消去」でデータと設定を削除。
iPod touchソフトウェア1.xの頃は、システム管理領域の削除のみだったようだが、2.0から完全フォーマットするようになったのか、削除に2時間くらい掛かるようになってしまった。途中でのキャンセルは不可。その間ずっとバックライトが点灯しっぱなしなのだが、実行中にバッテリが切れたら一体どうするつもりなのだろうか。
まあそんな疑問はあるが、とりあえず全部削除を実行する場合は、電源に接続して行った方が良さそうだ。
消去完了後、自動的に再起動してiTunes上に「iPodを設定」という画面が現れ、新しいiPodとして扱うか、バックアップから復元するか訊いてくる。で、バックアップから復元を実行。完了後また再起動。
あれ?また「iPodを設定」の画面が出ましたが。。。touchの方を操作してみると、コンテンツは転送されていないものの、アプリや設定はほぼ正しく復元されている。なんだこりゃ。
PCを再起動してもダメ。再度バックアップから復元を実行してもダメ。システムソフトウェアの復元を実行してもダメ。iTunes 7.7.1をアンインストールして再インストールしてもダメ。
とにかく何をやっても、touchをつなぐと「iPodを設定」の画面になってしまう。
ちなみに、「新しいiPodとして設定」で進むと先に進み、使えるようにはなる。iTunes側のtouchの設定は飛ぶけどね。
そこで、最後の手段ということで、前のiTunes 7.7+7.6.2のAppleMobileDeviceHelperの環境に戻した。
この状態では、やはり「iPodを設定」の画面が出たが、7.7から再度バックアップから復元を行ったところ、直った。
どうも、7.7.1のバックアップから復元の機能が腐ってるんじゃないかという疑いが、、、
7.7ではOutlookのスケジュールの同期とか、なにやら他にも色々不具合があるみたいなので、その辺が今回の7.7.1でどのくらい直ってきてるのかにもよるが、自分の環境(や使い方)で特に問題が出ていなければ、当面むやみにアップデートしない方が良さそうだ。アップデートする場合も、元に戻せるよう、バックアップを取って万全の態勢で。
というか、Appleは一体どの不具合を不具合と認識していて、どのバージョンでどの不具合を修正し、新機能を追加し、仕様変更を行ったのかを明らかにすべき。